相続登記はいつまでにしなければなりませんか?
相続登記をいつまでにしなければならないという決まりはありませんが、
できるだけ速やかに相続登記の手続きをして頂くことをお勧めしています。
これは、相続登記を済ませていないと、不動産を売却したり、銀行から不動産を担保に借入をする
といったことが事実上できないからです。
相続開始時から時間が経てば経つほど、相続登記の手続きは困難になります。
時間の経過とともに、一部の相続人が死亡することにより新たな相続人が登場したり、
相続人が認知症になってしまうなどして、手続きをスムーズに行えなくなる可能性は高くなります。
また、相続登記をするうえで必要な書類として、お亡くなりになった方の住民票の除票か
戸籍の除附票が必要となってくるのですが
(登記記録上の住所と除籍謄本の本籍地の表示が全く同じ場合は不要です。)、
住民票の除票又は戸籍の除附票の保管期間は、お亡くなりになってから5年間とされており、
取得できない可能性もあります。
このように、相続登記が必要となる場面があるのに対し、相続が発生してから時間が経てば経つほど
手続きを済ませるのが大変になってしまうため、
できるだけ早く済ませておくことをお勧めしています。
相続・遺言業務でのよくあるご質問
- 相続登記はいつまでにしなければなりませんか?
- 相続登記が完了するまでにどのくらいの時間を要しますか?
- 遠方に不動産を持っているのですが、相続登記はできますか?
- 遺産分割で話がまとまらないのですが・・・
- 亡くなった父の持っていた不動産の所在地が分からないのですが、どうしたらいいでしょう。
- 親と離れて暮らしていたのでどんな財産がどこにどれだけあるのかが分からないのですが、どうやって調べればいいのでしょうか?
- 生命保険金は相続財産になりますか?
- 親が多額の借金を残して死んでしまった場合、それを相続したくない場合はどうすればいいのでしょうか?
- 相続財産もあるが、それと同時に借金も多く、財産と借金のどちらが多いか分からないような場合にはどうすればいいのでしょうか?
- 相続人の中に認知症を患った者がいる場合はどのような手続きが必要でしょうか?
- 相続人の中に未成年者がいるのですが、どうしたらいいでしょうか?
- 相続人の中に行方不明者がいるのですが、どうすればいいのでしょうか?
- 遺言は誰でも書くことができるのでしょうか?
- 後で遺言の内容を変更することは可能でしょうか?
- 遺言執行者は必ず定めなければいけませんか?
- 遺言を作成したいのですが、ワープロで書いたものでも有効でしょうか?
- 身内の遺品から遺言を見つけた場合はどうしたらよろしいでしょうか?
- 遺言を残しておいたほうがいい人は、どのような場合でしょうか?
- 遺言があるのですが、遺言に書かれている内容と異なる遺産分割は可能でしょうか?
- 遺留分とは何ですか?